スリランカのジャヤワルデネ初代大統領

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産経新聞 2018.8.4スリランカ、日本で初代大統領を称える活動

1951年のサンフランシスコ講和会議で日本を擁護する演説をしたスリランカのジャヤワルデネ初代大統領をたたえる活動が日本国内で広がっている。元側近が記念館の設立を日本で初めて計画するほか、大使館の後援でジャヤワルデネ氏の孫が登壇する講演会が開催。日本との結びつきを強める背景には、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」で多額の債務を抱えるスリランカが中国と距離を置きたい思惑がある。

「ジャヤワルデネ氏の功績を日本の若い方々に語り継ぐ記念館を作りたい」

7月22日。群馬県みなかみ町で開催されたジャヤワルデネ氏に感謝の意を伝える催し。主催したジャヤワルデネ氏の元側近の僧侶、ペルポラ・ビパッシ氏は全国から集まった支持者や日スリランカの僧侶らの前で決意表明した。ビパッシ氏が中心になり、スリランカ人の僧侶の交流が盛んな同町で2020年までに記念館を設立する計画を立案。計画に賛同した「日本経営者同友会」(東京)の下地常雄会長や、スリランカ政府も支援する方針だ。日本の小中学校の歴史の教科書にはジャヤワルデネ氏についての記載がない。昨年12月にジャヤワルデネ氏を紹介する著書を出版した野口芳宣氏によると、読者の感想の大半が「同氏を知らなかった」という内容だった。