2020.12.18 言論テレビ『医療崩壊』メディアが振りまく過剰畏怖

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ゲスト:
唐木英明・東京大学名誉教授
松本尚・日本医科大学救急医学教授
田北真樹子・産経新聞月刊「正論」編集長
 
ワイドショーの司会者が「医療崩壊」を叫び不安を煽ります。またぞろ、ワイドショーが風評被害のもとになっているかのようです。日本は病院数も病床数は世界で突出して多い国です。感染者数が日本より桁違いに多い欧米で「医療崩壊」はあまり耳にしません。日本では、武漢ウイルス患者を受け入れているのは公的医療機関と志が高く経営にも余裕のある民間病院で、開業医も含めほとんどの民間病院では患者を受け入れていません。民間病院や開業医はメディア報道によって過剰な恐怖を感じてはいないでしょうか。医療逼迫の原因の一つは、武漢ウイルスは致死率50%のエボラ出血熱と同じ指定感染症1,2類扱いになってことがあげられます。この分類では厳重な防護服など装備や施設が求められ、一般患者が通院、入院することを避ければ、病院経営が立ち行かなくなります。政府の「勝負の3週間」は12月中旬までです。ここで冷静になって考えてみる必要がありそうです。

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田北真樹子政府批判をすることが”メディアの使命”みたいになっていて、是々非々で捉えることが出来なくなっている。GoToキャンペーンも、旅行会社が恩恵を得るわけではなく、宿に人が来たらそこまでのタクシーやバス、お土産屋さん、仕出し屋さん、リネン会社、いろんな所が関わっているので、その一帯に利益を戻せる施策。そういう話を言ってるわけで、JTBばかりとか、イートの時も食べるサイトばかりが批判されるとか。みんな見方が断片的過ぎないかなと。

松本尚教授:それは何でかと言えば「政府批判」が先にありきだから、政府批判をする理由を見つけて来てるんです。それ違いますよね?だからそういう風に、断片的にしかならないんですよ。

 唐木英明教授:政府批判は別にやってください。感染症対策とは違うんです。
 

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松本尚:開業医の先生もすごい怖がってるんですよ。発熱の患者さんは普段なら、どうしたの?熱があるのね、と言って診てくれたのが、いやいや熱があってコロナかもしれないから、うちは診ません、という開業医さんもいっぱいいらっしゃる。これはおかしくて、やはりフロントラインのところで沢山の患者さんを診ていただければ、在宅にいる人達もフォローしていただければ、いろんな所が楽になっていくはず。そもそも日本人はメディアのせいで、この病気をあまりにも怖がり過ぎている。日本医師会は政府には物を申す、国民にもこうしてくれと言うけれども、自分たちの会員には何も言っていない。身勝手な話。それは間違っていて、自分たちの会員に「お前たち怖がらないで、もっとフロントラインでコロナの患者をいっぱい診て、それぞれを支えて行きましょうよ」ということを何故言わないのかと。今まで医師会からそういうコメントを聞いたことは全く無いですね。

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櫻井よしこ:GoToキャンペーンを止めることが一番の解決策だというわけでもない時に、その実態をメディアが伝えなければいけないのに、いつもおかしいけど今回もおかしい。

唐木英明:知識の無さと責任感の無さではないかと思う。きちんとした医学の知識、公衆衛生の知識があれば、こんな”2類”でやってるのはおかしいと常識的にわかるはずなんだけれども、それが自分で判断できない。それから、我々のように「2類じゃなくて5類にすべきだ」という話を聞いても、両論併記で、2類のままで良いという話を持って来て、話をスッと無くしてしまう。そんなところが今のメディアですね。一番特徴的なのが、12/9の新聞各紙の社説を調べると、産経・朝日・毎日・読売・日経・東京と全紙『GoToキャンペーンはやめるべき』と書いて批判している。今回、GoToを一時中止したら今度は『社会の混乱』とみんな書いている。

櫻井よしこ:酷いわね、、、
 
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