大石解説『12歳未満の接種、皆さんの判断材料になれば』

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12歳未満へのワクチン接種は必要か?【大石が深掘り解説】

今回も、出所のはっきりとしたデータと私の取材を交えて真摯にお伝えする「大石解説」です。今週に入って岸田総理は「12歳未満へのワクチン摂取をできるだけ早く始める」と明言しました。では、今どんな状態なんでしょうか。ファイザーが年齢の対象を5歳から11歳まで拡大するように厚労省に申請している段階なんです。厚生労働省がゴーサインを出せば、3月中にも12歳未満のワクチン接種が始まる見通しです。ただこれ、保護者の方、本当にワクチン接種をさせていいのかどうか、いま悩んでいる方、きっとこれから悩むだろう方、沢山いらっしゃると思うんですね。そこで今回はですね、10代と10歳未満に関する様々なデータを詳しくご紹介して、皆さんの判断材料になればと思っております。

先ずはこちらからご覧いただきましょう。子供への感染リスクからです。重症者を見てみましょう。10代が6人、10歳未満も6人です。重症者に関して言うと、最も多いのが、年代別でみると高齢者。段々年代が下がってくると少なくなってきます。10代と10歳未満は、他の年代と比べて非常に少ない。で、このデータを見ると、10代も、10歳未満も、感染はしますよと。ただ重症化はしにくいですよ、ということが言えるかと思います。続いて死亡例です。10代は3人、10歳未満はゼロです。この3人の内訳なんですけども、3人のうち、2人の方は基礎疾患がありました。1人は肥満です。そして、もう一人の方は慢性の肺疾患です。在宅で酸素吸入をしていたということです。そして、もう一人の方は交通事故で亡くなった方です。これどういうことかと言いますと、交通事故で亡くなったんです。けれども、検査をしてみたらコロナの陽性だったんですね。で、今のルールで言いますと、他の要因で亡くなったとしても、コロナ検査をやって、これ陽性だったらコロナで亡くなったというふうにカウントされます。なので、ここ交通事故で亡くなったんだけども、これが陽性だったので3人となっています。ここまでのデータというのは、去年の年末までのデータなんです。厚生労働省のデータです。ただ今週に入って1人追加されました。これは三重県で亡くなった方がいらっしゃいます。私、三重県に取材を行いました。この方は基礎疾患のある方で、基礎疾患が原因で入院します。ただ入院するときに、まあこれルールなんですけども検査を行いました。そしたらコロナの陽性だった。で、その後、基礎疾患が原因で亡くなりました。ただ、コロナの陽性だったので、コロナで亡くなったというふうにカウントされます。これ1月の11日に亡くなって、1月の12日に三重県が公表したものなんです。いずれこの厚生労働省の、この中に1人加わるとみられています。ここまでが子どもへの感染リスクです。

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ここからはワクチンを接種した場合の感染リスク見ていきましょう。10代のワクチン接種後、重篤な副反応が出た方が341人です。ワクチン接種をした人の中で重篤な副反応が出た人の割合で言うと、0.0050パーセントです。ちなみに、感染者の中で重症化したのは、0.0034パーセント。死亡した方、因果関係は分かりません。ただ、ワクチン接種後に亡くなった方は、10代で5人です。このうちの一人の方が、以前の動画でもご紹介しましたけども、13歳の少年で、ワクチン接種をした6時間後に、入浴中に倒れて、病院に搬送されて死亡が確認されたという事例です。ここまでワクチンの副反応で、ここからもワクチンの副反応で、心筋炎が発生したその報告件数を見ていきます。100万回あたりの件数です。注目は、この赤く囲ったところですね。100万回あたりの報告件数です。女性よりも圧倒的に高い。なぜ男性が高いかは分かっておりません。他の年代と見ても、20代も結構高いんですけども、それよりも高い。30代と比べると如何に高いかというのがわかりますよね。ただ、これファイザーよりもモデルナの方が顕著なんですね。他の年代と比べても高い数字だというのがわかります。ですから、若い男性というのは、心筋炎の発症頻度が高いというのがわかります。心筋炎というのは、心臓は筋肉でできていますけれども、それが炎症を起こして、不整脈心不全を引き起こしてしまう恐れのある病気なんですね。

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