日本の防衛戦略潰し、霞が関流の防衛省人事が大問題

安倍・岸田戦争の始まり?防衛省人事・裏解説! 自分勝手で醜悪な岸田総理

外形上は普通のこと。しかし非常に大きな問題をはらんでいます。特に小泉政権以降、適材適所、官邸主導の人事というのは、例えば、2年で代わるというのは霞が関の慣例ですよね。それは定期的に代わって行かないとふん詰まりが起きちゃうから。役人として嬉しくない。だから2年で代わるというのは役人側の論理。ただ、何か重要なミッションを背負っている場合には、続投させることはいくらでもある。河野統合幕僚長は、安保法制など、様々な事があったので延長を繰り返して確か4年くらい。国の運営に関わること、引継ぎとか、方針とか、人脈とかもかわってしまう事になるから。続投させるのが普通なんですよ。

で、島田さんがやっていたのは、去年の11月以降、改定が決まっていた防衛三文書(国家安全保障戦略・防衛大綱・中期防衛力整備計画)、セットで変えるという、国家防衛の全体像を作ろうとしている最中だったんですね。島田さんが全部を指揮していたのに、何でいま変えるんですか?という、異常です。ハッキリ言ってやり直しになってしまう。島田さんは具体的に戦略を持っている人なんですね。それを強く打ち出して、政治家とも論争するような防衛相制服組のトップだったわけだから、これまでやって来たことを否定するに等しい。防衛相の中の人は驚いています。「何でこんな事をするんだろう」と。

外交・安保の根幹「戦略3文書」改定へ

このニュースが流れた後で岸田さんは安倍さんのところに行ったんですね。16日だったかな。安倍さんの方からは防衛三文書もあるし、いま代えるべきではないと。で、皆さん勘違いしているのは、岸田政権が発足してから、安倍さんと麻生さんが支えてるから人事にも相当な口出しをしている、或いは希望を言っていると思っているんですが、自分からは言っていない。今まで意見を言ったのは2回だけ。林芳正さんを外務大臣にするということは、日中友好議連の会長をしていたという経緯から、適切ではないのでは、ということは、総理大臣経験者として意見を述べたことはあります。今回の人事が2回目。ところがこの時に岸田さんは「もう決まったことです」と言いました。安全保障の政策上、大きな後退。手間もかかるし、方針も変わる。それ以外に、今回の件は、要するに安倍カラーを薄めるという目的以外に、岸田さんはこの国の在り方について、強い方針が無い人。島田さんが安倍さんに近くて、防衛費2%増について強い信念を持っている。セットで追い出しちゃおう。そして岸さんはおそらく、参議院選挙後に防衛大臣を続投する可能性は低い。そうすると、今は安倍さんは内閣の外にいて、国防力を高めるべきだ、或いは、核シェアリングをするべきだ、防衛安全保障問題に対する提言をしてますよね。で、弟さんの岸さんが防衛大臣をしている。そして、その下に島田さんがいる。3人まとめて、国防の話にタッチさせないようにする明確な意思表示。

狡い宰相岸田の真骨頂 やり口の汚い防衛事務次官人事‼ - YouTube

平井宏治髙橋先生は、財務省の言いなりの岸田総理という分析をされていたが、私は、中国共産党に忖度した岸田総理が防衛費増額を阻止するための人事と思う。防衛費2%阻止は、台湾侵略、沖縄侵略を狙う中国の国益に合致するもの。原潜といい岸田政府は不可解。

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