『蛍の光』3・4番の歌詞はなぜ消されたのか?

【消された3番4番の歌詞入り】蛍の光 - 稲垣千穎

螢の光、窓の雪
書読む月日、重ねつゝ
何時しか年も、すぎの戸を
開けてぞ今朝は、別れ行く

止まるも行くも、限りとて
互いに思ふ、千萬の
心の端を、一言に
幸くと許り、歌うなり

筑紫の極み、陸の奥
海山遠く、隔つとも
その眞心は、隔て無く
一つに尽くせ、國の為

千島の奥も、沖繩も
八洲の内の、護りなり
至らん國に、勲しく
努めよ我が背、恙無く

元々の歌詞の全体の意味は、南や北の国土防衛に赴く兵士を送る妻の惜別の歌だったのです。戦後GHQ連合国軍最高司令官総司令部)は日本に対して「国史(歴史)」と「地政学(地理)」と「修身(道徳)」の教育を禁止しました。日本人の愛国心を骨抜きにするためです。「文部科学省の概説」によると「軍国主義的及び国家主義的思想の排除を教育内容において徹底しようとするもので、修身・日本歴史・地理の授業停止とそれらの教科書・教師用参考書との回収を命じたものである」そうです。日本政府がGHQに忖度したのか、GHQから直接削除の指示があったのかわかりませんが、この3番と4番の歌詞が国家主義的(軍国主義、滅私奉公)だとして敬遠され、また日本固有の領土である沖縄がアメリカに占領され、千島がソ連に占領されていたという事情もあって、教育現場への指導で、3番と4番の歌詞は歌われなくなったのだそうです。(引用元

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