NTD『北京によるアメリカ人のDNA探求』

79 Percent of US Biotech Firms Contract With Chinese Firms

新しい調査によると米バイオテクノロジー企業の5社に4社が、中国企業と契約を結んでいる。北京によるアメリカ人のDNA探求と、それを阻止しようとする議員たちの試みを見ていく。

 

世界最大のバイオテクノロジー業界団体「BIO」は、120社以上の小規模バイオテクノロジー企業を対象に調査を実施した。 これは法案として議会に提出、審議されており、中国政府が「米国人の生体認証データ」にアクセスするために税金を使うことや、米国人を標的にする可能性のある生物兵器の開発を阻止することを目的としている。 この法案が可決されれば、連邦政府機関が中国のバイオテクノロジー企業に、契約補助金や融資を与えることが禁止されることになるが、標的となっている企業にはBGIグループ、MGI、Complete Genomics、WuXi AppTecが含まれており、北京のバイオテクノロジーに対する野望のチャンピョン企業なのである。 中国政府は2035年までにバイオテクノロジーの世界リーダーになることを目指している。世界最大のバイオデータベースを構築し、アメリカ人のDNAデータを収集している。

 

中国企業がどのように、米国全土の病院や医療機関に安価なゲノム配列決定サービスを提供しているのか。更に、中国の BGI は米国市場における遺伝子配列決定装置の大手プロバイダーである。 中国当局へのデータ提供については否定しているが、中国の法律に基づき、中国政府が要求した場合には、全ての中国企業はデータを引き渡さなければならない。 国防総省は以前、BGIを”米国で活動する中国の軍事会社”と呼んでいたが、マイク・ギャラガー元下院中国特別委員会委員長は、中国政府はBGIにより収集された遺伝子データを利用して、アメリカ人を標的とした生物兵器を開発する可能性があると述べた。 DNA 情報は、その人が依存症になりやすいか、癌になるリスクが高いかなど、その人に関する多くの情報が明らかになる。 ロイターの報道によると、中国政府は米国人のDNAを利用して病原体を操作し、特に米国の人口や食料供給を標的にする可能性があるという。 別の中国企業WuXiは、DNA検査キットで知られる23andmeに投資した。 顧客データが中国企業と共有されたことは一度もないと述べた。 米国情報機関は、米国の医療データが中国政府にとって特に魅力的である可能性があると述べた。

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