歪な緊急事態宣言、老舗が231年の歴史に幕

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「寅さん」にも登場 コロナ禍で老舗料理店が231余年の歴史に幕

(本文抜粋)

新型コロナウイルス感染拡大の長期化で飲食店の苦境が続くなか、寛政2(1790)年に創業し、231年の歴史を持つ東京・葛飾柴又の日本料理店「川甚(かわじん)」がコロナによる業績悪化を理由に今月末で閉店する。夏目漱石の「彼岸過迄(ひがんすぎまで)」など数々の文豪の小説に登場し、映画「男はつらいよ」の舞台にもなった老舗店の幕引きに、惜しむ声が広がっている。

帝釈天の参道にある明治34(1901)年創業の草だんご店「亀家本舗」の岩崎純哉社長(49)は、川甚の閉店について「柴又のシンボルだった。苦渋の決断だったと思うが、悲しい」と語る。自身の店もコロナ禍で売り上げ減が続き資産を食いつぶしながら営業を続けている状況。頑張っていきたいが、明日はわが身という思いもある」と危機感を示した。

原田三寛(みつひろ)情報部長は「コロナの第3波と緊急事態宣言の再発令の影響がもろに出ている」と語る。また、帝国データバンクの調査によると、昨年の倒産件数は7809件で20年ぶりの低水準だったが、飲食業は780件で過去最多となった。 情報部の綴木猛さんは、飲食業はダメージが大きく、支援策が行き届かない状況が続くと今後も倒産件数が増加する可能性があるとし「企業ごとに事情が異なるため一律での支援策では限界がある。より広い層を救うための政策の拡充が必要になる」と指摘した。

 

 

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