2021.05.17 討論『浮かび上がったバイデン政権の本質』

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▼前半テーマ:バイデン政権の評価
00:06:50 【古森義久】日本に流れるバイデン政権情報の偏り
00:12:50 【石平】対中政策(予想より良い)
00:15:10 【山岡鉄秀】遅れたインテリジェンスレポートの意味
00:22:50 【エルドリッヂ】米メディアが正しく報道していない
00:28:33 【島田洋一】軍事・法執行が緩んでいる
00:34:34 【モーガンバチカンもグローバリスト
00:40:35 【討論】ローマ教皇中国支持、日中属国化の懸念、メディア報道の問題、バイデン政権アクションプランへの疑問、(エルドリッヂ)報道に一貫性が無い、国際協調主義・他国主義の行き詰まり懸念、(石平)気候変動問題、ケリーの密約、(山岡鉄秀)カートキャンベル発言、(島田洋一)日本での国家安全保障会議未開催、(古森義久)菅政権は口だけ番長、バイデン政権の対中政策、(エルドリッヂ)バイデン統治能力なし、米収賄問題、(モーガン)中国追い風状況、米は張子の虎、日米同盟の空洞化

▼後半テーマ:外務省の認識、日米同盟の空洞化、対中姿勢など
01:32:23 【討論】バイデン政権の米統治状況:(モーガン)古き良き時代の米は終わった、(島田洋一)バイデン最大の脅威は気候変動!?、楊潔篪とケリーの関係、(エルドリッヂ)米軍に事なかれ主義浸透
01:51:30 【討論】日本の経済的価値縮小に伴う日米同盟の不協和音、尖閣共同管理の話題:(古森義久尖閣集団的自衛権の歴史、バイデン政権の軍事に対する考え、(モーガン)米民主党の戦略衰退、(山岡鉄秀)米軍隊の危機感(マルクス主義に負けている、無政府状態
02:26:03 【討論】米民主主義の衰退懸念:(エルドリッヂ)米反露政策の解説、(島田洋一)米保守派の巻き返しの解説と日本との比較
02:34:00 【討論】北京五輪ボイコットの是非:(エルドリッヂ)国民が世論を作る、中国を止める最後のチャンス、(島田洋一)G7で分散開催すべき、(エルドリッヂ)米はボイコットしないだろう、(島田洋一北朝鮮制裁の解説
02:52:30 【各パネリスト総評】

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https://youtu.be/9MneCQsPrAU?t=7889

「戦略衰退」を最も憂いているのがアメリカの軍人であって、退役軍人、元陸海軍の提督などトップの人達、126名がこのような公開書簡を出したんです。で、この最初の1行、いきなりですよ。我が国は建国以来の、最大の危機に直面しているんだと。その危機をどう描写しているかというと、これは立憲主義、つまり憲法に基づく共和制とマルクス主義の戦いなんだ」と言ってるわけです。軍人が、軍隊の観点から人民解放軍が云々と言うのではなくて、アメリカという国が危機に瀕している、それは即ち、憲法に基づく共和国が守れなくなっている。根底から崩れて行ってるということなんだと。じゃあ、誰に負けているのか?人民解放軍に負けてるということではなくて、マルクス主義に負けてると。レターに書いてあるのは、軍事的な事よりも先立っての大統領選挙に始まり、憲法が無視されて、骨抜きにされて、様々な、左翼的な偏向が行われている。その事が、国の根幹を溶かして行ってしまってるんだ、と。それを真っ先に訴えているんですね。そして追加として出て来るのが、南の国境を開いてしまって、不法難民を入れまくっていると。麻薬カルテル、マフィアも入って来る、テロリストも入って来る、独立性や自治制が損なわれているという問題があると。そして、中国が出て来るわけなんですけども、アメリカにとって最大の脅威である。協調的な関係を持とうとすることは極めて危険で、相手方の更なる軍事的、経済的、政治的、技術的な侵略を促すことになるんだという風に警告しているわけです。アメリカの軍人がよくわかっているわけです。更に、キーストーンパイプライン。カナダの方から来るヤツですね。これをバイデン政権は環境云々と言って止めてしまいました。そして突然、エネルギー輸出国、供給国であったアメリカが、輸入国に一気に転落してしまう。それも自分たちに友好的ではない地域から出て来るエネルギーに依存せざる負えない状況に陥っている。そして、例えば1月6日に大変な数の軍人が動員されました。その理由は、ホワイトハウスを守らなくてはいけない、誰から守るのか?「トランプが率いる暴徒から守る」みたいなニュアンスで動員されたけれど、これは”存在しない脅威”に対して軍隊を乱用しているのであって、つまり、ポリティカル・コレクトネスの為に軍隊を弱体化しているんだと、ハッキリ言ってるわけです。そして、この根幹にあるのは”法による統治”であって、今のアメリカは無政府状態に陥っているんだと。更に「軍隊のトップ」バイデン大統領のことですが、彼の精神的、また肉体的な状態を無視できないと。本来この立場にいる人は、迅速で的確な、安全保障上の判断を、昼夜問わずしなきゃいけないんですね。しかし最近、民主党の中で、核兵器の発射プロセスをどうするのかと、バイデンはそこに入っているのか、抜かしてもいいんじゃないかという議論がありましたよね。極めて危険な兆候ではないかと。

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米退役軍人の公開書簡:https://flagofficers4america.com/opening-statement

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