(記事抜粋)総統就任前から米国や日本との関係を安定的に築いていた蔡総統は自ら、古くからの友人らに国際電話を掛けて意見交換を行った。得られた反応はどれも全く同じで「日本は東日本大震災時の台湾からの援助、そして昨年のマスク提供にずっと感謝していて、この恩はもちろん心に留めている。必ず力を尽くし、早急に台湾へのワクチン提供を実現させる」というものだった。菅義偉政権の重要メンバーの見解や役割についても駐日代表処を通じて即座に把握した。首相官邸や各省庁の官僚が人道支援や恩返しの気持ちから、残業をしてまで短時間でこの困難な任務を達成しようとしていたことは、台湾側を温かい気持ちにさせた。
言葉では言い尽くせないほど感謝しています。
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) 2021年6月4日
これからはワクチンの生産と接種を着実に進めていき、すべての台湾国民、そして世界の人々がパンデミックの恐怖から解放されるまで、我々は努力しなければなりません。頑張りましょう! pic.twitter.com/ub1LUFdnRm
国民コメントより抜粋:
◆これまで台湾は日本が災害に会った際などに支援を実施しており、その恩返しの意味からもこうした政策の検討は重要です。また、調達したワクチンの有効利用という意味からも意義があると思います◆アストラゼネカのワクチンは日本国内で使用の見込みがないのだから、あとは何処に寄付するか。COVAXにするか、台湾にするかの違いでしかない◆同じ民主主義を標榜し、同じ価値観を有する人たちを、日本人として応援しないわけにはいかないだろう◆ワクチンを侵略の道具とするような国に好き放題させてはならない。
【台北101に「台湾♡日本」】
— 台湾ニュース@中央社フォーカス台湾 (@focustaiwanjapa) 2021年6月4日
日本政府から無償提供されたコロナワクチンが台湾に到着したのを受け、台北市の「台北101」では4日夜、特別ライティングを実施。
ビルの外壁には「台湾♡日本」や「台日の絆と感謝」、「一緒にウイルスと闘おう」など感謝や励ましの言葉が相次いで映し出された。 pic.twitter.com/xn1ugGZCkE