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新型コロナに感染して、発症して、どれくらいの死亡率なのか、という事が一番気にすべきこと。それを見ると日本は全然高くないわけで。地上波のテレビや新聞が、あまり丁寧に説明して来なかったと思う点がひとつあるのはね、とても大事な事なんだけど、PCR検査の陽性者は、イコール感染者ではないという事がやっぱり認識されてないから「感染者がこれだけ増えました」という事が、途轍もなく不安に感じてしまうけれども、それイコール感染者ではない。PCR検査で確定できない。私もいろいろな本を読んでみて腑に落ちたことをご紹介すると、要するにこの検査では・・・
- ウィルスが生きてるか死んでるかもわからない
- 細胞に感染するかどうかもわからない
- 感染した人が発症するかどうかもわからない
- 陽性者が他人に感染させるかどうかもわからない
- ウィルスが今体内にいるのか、少し前にいたのかもわからない
だから「感染者がこれだけ増えました」「医療が大変になってます」というのは、無症状の人、発症してない人も含めて今の法律の立て付けが、感染症の５分類に、コロナの為に一枠作ってしまっていて、それがSARSとか結核よりも重い手当をしなくては駄目だと、入院の勧告であるとか、幾つも制限をかけることになっている。これは安倍政権の時、夏頃に、指定の解除、５類（季節性のインフルエンザくらい）にしようじゃないかという議論があった。
東洋経済 国内感染の状況
民間の検査会社による検査数が目につかないよう背景によく似た保護色で表示
受託 臨床検査の（株）エスアールエル
当社子会社が受託した新型コロナウイルスの PCR 検査における誤判定、およびそれに伴う検査結果の誤報告について（第二報） ：8 月 2 日および 3日受付分についても、8 月 6 日から当社八王子ラボラトリーにおいて再々検査を実施したところ、さらに 104 検体の誤判定とそれに伴う誤報告が判明いたしました。
医療の問題で言うと、いま「逼迫してる」という事ばかりが言われているけれども、６月に比べたら病床の使用率は低い。問題なのは「病床を増やしましょう」ということや、或いは、飲食店などの時短要請に関して補償しますという事に、予算が付けられているにも関わらず、これ余ってるんですよね。昨年度の予算の繰越金が30兆円超えていて、コロナの為に付けた補正予算が使われないまま。病床を増やそうという医療に関しては、前もって渡しますとしないとダメですよね。民間病院で経営が心配なところは、なかなか手を上げ辛いと。事前補償になってないことが問題ですよ。飲食店も精算払い、月々の伝票を上げて下さいよと。それに対して出しますよとやってるから遅いんで、非常時なんだから概算で前もって、という対応をお役所もしないと。残念なのは、日本はお金もあるし、病床数も人口当たりで言えば世界一。何故それが有効に投入されないのかと言えば、やっぱり政治の大きな決断がなされて無いという事と、現場で医療に携わって下さってる方には申し訳ない言い方になるけれども、医師会がリーダーシップを発揮していない。医療に関して「我々はやりますよ」と言ってくれてないし。民間病院の事情はわかりますよ、だけど今、非常時なんだから。この問題だと思うんですよね。
国がリーダーシップ取って、医師会と図って「とにかく、これだけ予算を付けるから、民間病院でもコロナを受け入れろ」と、やったらいいのに、去年の早い時期にせっかく予算付けたのに、秋に必ず第二波が来るから何とかせいと言っていた。その半年間に、国も自治体も全く動かなかったですよね。あとは何も打つ手が無いから、緊急事態宣言を出すだけですよ。経済ガタガタになるし、リーダーシップが全く取れてない。
政府も、コロナに関してはわからないということで専門家を呼びました。医学的な見地でしか物を言わないから、国はそこに経済の専門家もいれないといけない。或いは金融や貿易など、いろんな専門家を呼んでそれぞれの観点からの話を聞き、判断・決定するのが政治家。ところがいま政治家は医者の判断にお任せなんですよ。だからいま医者が政治家になってるんですよ、コロナに関しては。オリンピックの無観客も。
Image Source: https://bit.ly/3lPRLIq
そもそもがこれ、関連付ける話かという事ですよ。個人の思いで「オリンピックのように華やかな現場がある一方で、その片隅にこういうこともあるんだ」と、でも人が生きてる世の中は常にそれ。それを殊更、こういう形でね、ニュース仕立てで出して来るという事のいやらしさ、それから、拗けた感情というかな、何でもかんでもオリンピック、或いは、菅政権に関してマイナスなイメージを国民に植え付けたいというような意図がね、本当に伝わって来る作りですよね。しかもこのご夫婦の、亡くなったという事実をこういう事に使うのはかえって冒涜ですよ。
