2021.11.09 虎ノ門ニュース

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小泉政権は結局、経済構造も含めて日本の対米従属というのか、対米依存度を高めたんですね。当時、日本の保守は「何があっても靖国神社を参拝し続ける総理なんだ」と一方で小泉さんを見ながら、しかし一方でアメリカに対しては本当に妥協的、アメリカ的価値観でどんどんと、「聖域なき構造改革」というのも突き詰めて見ればそういうことなんです。ここにまたすごく捻じれがあって。その後、小泉さんを継承するような形で安倍さんが出て来たんだけども、当時ハッキリとおっしゃってましたが、2007年安倍さんの骨太の方針の中に「構造改革」という言葉が一つも入ってない。前任の総理の方針を安倍さんはそこで一旦止めようとしてるんですよね。結果的に止められなかったけれども、やっぱり「聖域なき構造改革」が問題とわかっていて、一番大事なのは日本国の、根本的な、独立回復を目指す政権でありたいということが「戦後レジームからの脱却」という言葉で表したわけですね。

実際、一年足らずの間に安倍さんは、朝日新聞なんかは「強行採決17本」とかって批判をいっぱいしましたけれども、教育基本法の改正であるとか、防衛庁から省への昇格であるとか、いくつも大きな仕事をされてるんですね。ところが根幹の憲法改正戦後レジームからの脱却というところが、朝日新聞などからすれば、朝日新聞こそ「GHQが敷いた戦後体制」の守護者ですから、もう天敵になるわけですよ。で「安倍の葬式はうちで出す」と。正にそういう徹底した批判の中で、しかも国民の多くは「戦後レジームからの脱却って何?」と、クエスチョンマークがついたまま、そこに大きな共感が集まることは無かった。そこで安倍さんの体調悪化も伴って、外見的には政権を投げ出した風に見えてしまった。そこの流れから民主党政権に行くわけですけれども。ハッキリしたのは要するに、戦後レジーム、戦後体制というのは、如何に強固な岩盤であるかということ。そしてその後、安倍さんは政権を奪還した後、そこに挑んで行く政権であるはずなんだけれども、しかし第一次政権が倒れた教訓として、一気には出来ないと。匍匐前進して行くしかないんだ、しかし、その匍匐前進が、安倍さんに期待する保守派にすれば尚更、落胆、失望に繋がって行った。もどかしさ。

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しかも8年近く政権を担って、例えば憲法改正等々を考えるなら公明党に妥協的であったりとか、それから、日本の中央官庁も戦後体制の温存する構造財務省、外務省、そこと戦い抜けなかったから消費税も増税してしまったし、というね。だから「日本の真の独立」を考えるならば、私たちはその問題点に関しての意識をしっかりと持って、それに挑んで行く政治家を如何に選べるかということが、この平成の30年を通じて、いま私たちが直面している問題なんだと。

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