点点採録

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懐柔された外務大臣にもはや交渉能力は無い

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残念人事の外相、やはり交渉能力が無いので更迭するしかないか

林芳正外相が中国へノコノコ行っちゃうんじゃないかという懸念があるわけですが、この林外相、(外務大臣の)任命を受けて日中友好議員連盟の会長を辞任したと。逆に言えば会長だったのでバリバリの(親中派)。産経新聞の小森先生の記事を参考にすると、中国側が”対日影響工作に使う組織”は7つくらいある。その内のメインがこの日中友好議員連盟相手側は議員といっても選挙が無い。テレビでは全人代を「中国の国会に相当する」と報道するが、選挙がある日本とは違う。言うなれば、中国共産党の影響工作組織としてずっと存在して来たということ。で、そこの会長をやってたというんですから筋金入り。

日中友好議員連盟 米が警戒(古森義久)
(抜粋)日中友好議員連盟は日米、日英、日韓などの議員交流組織と異なり、公式名称にあえて「友好」という用語を入れ、中国側から対日友好の主要窓口として期待されてきた。中国当局は1972年の日中国交樹立の直後から、日中友好議員連盟を他の友好組織と合わせて「中日友好七団体」と呼び、特別に重視してきた。日本側への政策や要求の売り込みにもまずこれら団体の協力を求め、高官の訪日の際も同団体代表との会見を優先してきた。この七団体は日中友好協会▽日本国際貿易促進協会▽日中文化交流協会日中友好議員連盟▽日中経済協会▽日中協会▽日中友好会館-だが、議員連盟が圧倒的に影響力は大きいわけだ。在日中国大使館の公式サイトによると、この会議で孔大使は林氏らと新年のあいさつを交わし、日中両国の交流と協力を同意しあった。しかも林氏は他の友好団体の代表とともに以下の言葉を述べたというのだ。「北京冬季五輪に協力し、両国の世論基盤を改善して、友好事業を絶えず新たに発展させ、良好な雰囲気で22年の日中国交正常化50周年を迎えたい」まさに中国への全面協力の言辞なのである。

他の国の場合は、こういう議員連盟があるとしても、お互いの国益をかけて真ん中を目指しておしくらまんじゅうするのが普通。でも日本の場合は、日本人の癖があって「俺はここまで下がるから、お前もここまで下がろうよ。で、ここが真ん中ね」と、そういう決め方をするんですが、日本人がここ真ん中にしたいからと下がると、中国側は下がったところまで出て来るわけですね。日中友好議員連盟によって、これまでどのくらい害を被ったのか心配になってしまいます。

中国に呼ばれて向こうで接待を受けたら、もう北京オリンピックの例えば外交ボイコットなど、そういった話も出来なくなってしまうのではないか?と懸念を述べましたが、この挨拶を見ると既に「良好な雰囲気で日中国交正常化50周年を迎えたい」と言ってしまってるのだから、林外相に交渉能力は無いと。もう言い過ぎではないでしょう。

先ほどの団体の関連企業が去年出した報告書にこういうフレーズがあるんですよ。「多くの日本人は中国や中国人に対する見方を改める必要がある。一般の中国人は、実体験を通じて今の日本を見聞し、かつての悪感情から脱し、より友好的な見方に転じている。それに対して日本人の多くは、マスコミの報道に誘導される面もあって、ひと昔前の中国や、中国人のイメージにとらわれ、拭い去りがたい上から目線に立っているように見える。」

更に背景にあるのは、林外相は総理大臣になりたいと言われている。ということは、彼の間の日中関係は成功させたいということ。なので中国に対して厳しい事は言わないし、彼がよく言う「私は親中ではなく知中」、それは中国からするとありえない。中国と関わる以上は親中でないとダメ。もし彼が言う「知中」であれば先ほどの挨拶には、誉め言葉と同時に批判の言葉も言わないといけない。世界が中国に対してものすごく厳しい目で見ているのでやはり正しく指摘しないといけない。特に人権問題は。

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