2022年5月16日
「共産主義の害悪」を学校で教える法律が米フロリダ州で成立
米フロリダ州の公立学校で「共産主義の害悪」を教えることを義務付ける法律が議論を呼んでいる。反対派は、共産主義国からの移民に対する反発を助長しかねないと主張している。共和党のロン・デサンティス知事は９日、下院法案395に署名した。この法律は、2023年から毎年11月7日を「共産主義犠牲者の日」として新たに指定し、公立高校で共産主義の残虐さについて少なくとも45分間の指導を行うことを義務付けるものである。フロリダ州はアラバマ州、ユタ州、バージニア州と共に、トランプ前大統領が2017年から20年まで毎年宣言した（共産主義犠牲者を追悼する）記念日を持つことになる。他の７州でも、これを取り入れる法案が提出されている。フロリダの新法はまた、共産主義犠牲者の日が「州議会議事堂や知事が指定する他の場所での公的行事によって適切に執り行われる」ことを義務付けている。
法案は、「カール・マルクスの経済哲学に基づく共産主義は、自由、繁栄、人間の生命の尊厳という理想と相容れないことが証明され、ヨセフ・スターリン、ウラジーミル・レーニン、毛沢東、ポル・ポトといった悪名高い全体主義の独裁者を生んだ 」とも記している。
『善良な民衆 永遠に幸あれ』HEAVENESE (2022.5.22号)
知事は「HB395法案」に署名したことについて語りました。フロリダ州では11月7日を「共産主義の犠牲者を追悼する日」に定めるものです。「HB395法案」は、全ての高校生に、共産主義について学ぶことを義務付け、特にヨシフ・スターリン、フィデル・カストロ、共産主義政権の下で行われた残虐行為について学ぶことになります。現在、デサンティス知事は、新たにフロリダ州教育委員に任命されたマニー・ディアスを含む、他の数名の指導者と共に演説し、この法律は次の世代に歴史を伝える為に必要だと述べました。
デサンティス知事：
本日、私は「HB395法案」に署名し、11月7日を正式に「共産主義の犠牲者の日」と定め、世界中で共産主義政権の犠牲になった1億人以上の人々に敬意を表することとします。毎年、フロリダの人々、特に学生たちに、共産主義の罪悪について学んでもらいたいと考えています。
