もぎせか”政治思想マトリックス”で政権ポジションを検証

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菅総理は官房長官が限界?安倍前総理の違いは? - YouTube

茂木誠氏:上がグローバリズム、国境線を取っ払って移民もガンガン入れましょう、中国とも貿易しましょう。下がナショナリズム、日本の国益を守りましょう。経済において右が自由競争、資本主義の体制を守りましょう。左が統制と分配、強力な国家による統制経済、これを突き詰めて行くと共産党になります。日本の場合は一応自由主義ですので、こっち側(右)なんですが、自民党というのは。自民党の中で国益重視グループとグローバリストグループが、はっきり分かれています。

このグローバリストグループの典型的なのが小泉純一郎さんや竹中平蔵さん。あのラインですよね。それに対して、国益を守ろう「美しい国ニッポン」と言っていた安倍さんは、第一次政権はここでした。ところがやっぱり、この人達(グローバリスト)を敵にすると、色々と問題が起こるんですよね。で、散々、安倍さんは「右翼」だとか「歴史修正主義者」とか「戦争を反省していない」とか叩かれちゃって、ボロボロになって辞めて行ったので、第二次政権の安倍さんはちょっと学習をして、グローバリストになって行ったんです。本心かはわかりませんけども。少なくともグローバリストのフリをするようになって、ダボス会議に行って「私は日本と言う岩盤にドリルで穴を開ける」とか言ってですね、正にグローバリストの発言をしたことによって安倍さんはここ(右下)にいたのが、ビーっとこっち(右上)に行ったんです。やり過ぎたかもしれない。

で、菅さんは何か?というと、そもそも国家観が無いので、ここ(上の辺り)をフワフワ漂っているのが菅さん。浮遊霊のように。強いものにビューっと引っ張られて行くんですね。あと補足しますと、二階さん。二階さんは本当に古い政治家ですので、高度経済成長みたいなことをやりたいんですよ。公共事業をバンバンやって。なので、たぶん二階さんはこの辺(左上)だから中国に近い。今の自民党の主流派はこっち側(右上)の竹中路線と、それから(左上)二階路線が綱引きしていて・・・

山岡鉄秀氏:両方とも二階側(上の右と左)にあると。

茂木誠氏:(山岡さんに対して)上手いですね。いつも上手いですね。そこを菅さんがフワフワ、フワフワしてるという感じ。